2012年04月28日 晴れ 南西風力3 重須〜仁科 24.1マイル 2012年04月29日 晴れ 南西風力2 仁科〜新島 39.1マイル 2012年04月30日 曇り 北東風力3 新島〜下田 24.4マイル ゆびおり待ったゴールデンウィーク、今年はラフェスタのmuraさんmatsuさんコンビがHOPEVに乗り込んでいる。今年のクルージングはいろんな人が入れ替わり登場する このところ天候不順、今週は半ばで雨が来るという。先のコースは全く未定、だが何はともあれ南を目指した。吹の江と三宅島に行きたい |
2012年04月28日 muraさんmatsuさん 彼らが普段乗っているラフェスタもYAMAHA26だから勝手は同じ 二杯で行くのもなんだからHOPEVでいっしょに行くことになった |
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いい風いい天気 2-3週間ずーっと雨ばっかり続いた。おかげでこのところ雨男呼ばわりされていたのだが、こんなに気持ちいい連休のはじまりになってとても嬉しい 南西の風6m、機帆走でタックしながら下っていく。オーパイが文句も言わずけなげに働いている |
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あっというまに仁科だ。今年初めて仁科に入港 仁科は温泉が豊富、好きな店もたくさんある。しかしそれ以上にこれから遠出するのに買出しがしやすい。スーパーもガソリンスタンドも行きやすいところにある |
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仁科上陸はじめての二人 はやる気持ちを抑え、よく冷えたビールでゴールデンウィークの始まりを祝う |
買出しは分散した 私はガソリンスタンドへ軽油を買いに、二人はスーパーアオキで島に滞在するための食材飲み物を買いに行った 早く戻った私は久方に仁科の夕日を楽しむ |
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そこにはいつのまにか緑の怪しい男、いずラがいた 手にはおなじみのカメラ、私には目もくれずひたすら夕日の写真を撮っている |
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おっHOPEに近づいていったぞ。何をするつもりだ? 「お日さま雲の中に入っちゃったなー」「あんなー 雲の中のほそい隙間があるだろー あっこからもういちど顔出すぞー」 「そうだ海の道が開いている いかなきゃー」と車に乗り堂ヶ島に向かっていってしまった |
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いずラの言うとおり雲の中のほそーい隙間から夕日が本日最後の顔を出した |
風呂から上がっていずラに電話する「河津屋にはいってるぞー」 「もつ煮込み」、「ぎょうざ」、「レバー野菜炒め」、よく冷えたビール いずラの手にはやはり見慣れたカメラ。開いた海の道はそのカメラに収まったのだろうか |
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アジの開きをから揚げにした「カラッとひもの」、「肉ナスピーマン炒め」 たいらげたあとに出てきた「海賊豚キムチ焼きぞば」 西伊豆の黒「海賊焼き」、いかすみ麺の焼き蕎麦だ。そのバリエーションを公募したコンテストで、2011準グランプリを受賞したレシピメニューがこれ |
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西伊豆の白「塩かつおうどん」 かつおの塩漬けひもの、岩海苔、白ゴマのふりかけ「塩かつお」を茹でたてのアツアツうどんにふりかけたシンプルな炭水化物メニュー お昼ごはんにも酒のシメにもなる魔法のたべもの |
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「かに玉」と「とりのから揚げ」でシメだ 焼酎も一本飲みきった。お会計はびっくりするほど安い |
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帰りにいずラの家に寄り、氷二貫目と「堂ヶ島海賊焼き」二人前二袋を差し入れていただく とりあえず再来週までに「堂ヶ島海賊焼き」のレポートを書かなければいけないそうだ。そのうちログに出てくるよー |
2012年04月29日 今日もいい天気だ 今日の目的地は新島、Arcoirisと待ち合わせている。40マイル8時間の距離なので早く出たい コーヒー、トースト、ウィンナーに目玉焼き。さっと朝ごはんを済ませ0600出航 |
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恐ろしく風がない 一応セールは張っているが九馬力エンジンの力とオーパイの忍耐力に頼って南へ向かう matsuさんmuraさんにお願いしてキャビンでしばらく寝る |
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matsuさんも寝ていた この強い日差しの中で寝たからえらく日に焼けてしまったようである。この後の日程、風呂に入るのが大変だったようだ |
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ヒマだから釣りをしようと道具を出してきた 実はmatsuさん自称釣り師である。ことヨットの上では、こういう輩はいっぱいいるが、本当に釣れたことは滅多にない |
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周りには何箇所も鳥山が沸いている。これで釣れないワケはない いうだけのことはあり、さっそくヒットしたようだ。matsuさんの竿が大きくしなる |
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いい形の鯖があがった。シメサバでも塩焼きでも美味そうだ しかしこの大きさでは釣り師の気には召さなかったらしい。外道だと記念写真を撮ったらリリースしてしまった このあとmatsuさんの竿がしなることはなかった。「あの鯖とっておけばよかった…」と深く反省することになる |
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新島がどんどん大きくなってくる 北へ流れる潮がはいっている。GPSにあわせ船首をやや南に振り、あぶら凪の海面を進んでいった |
1400 予定通り新島港プレジャーボート岸壁に着岸 先に着岸しているArcoirisのとなりに舫いをとる。彼らは無人だ。風呂にでも行っているのだろう |
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戻ってきたArcoirisのメンバーと再会を祝して乾杯。muraさんとmatsuさんは島の探検に出かけていった Arcoirisは諸磯からの55マイルオーバーナイトで走ってきたそうだ。IMAIさんが着岸寸前に電話をかけてきてどこに泊めるか聞いてきたっけ 餌をついばみに来たカモメたちと遊びながらダラダラ過ごす |
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我々もお風呂へ 混浴露天大ローマ風呂。もちろん水着着用。残念なことに若い娘はいなかった |
夕飯処「日本橋」 風呂から帰ったら待ちきれないIMAIさんたちは先に向かっていた。「まだ来ないのかー」電話が掛かってくる |
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店の中は連休で帰省したジビーの団体様でいっぱい。入り口そばのちいさなテーブルに六人で陣取る 今日は島ならではの新鮮な魚が食べたい。 |
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赤イカの刺身 超高級魚だ。しっかりした歯ごたえがあるがねっとりと甘い。ここら辺のスーパーで買っても普通のいかの三倍も四倍もするという |
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鯛? 美味いのはいいのだが連休価格にびっくりする。赤イカも鯛も二人前。この量で一人前800円近くする。しかも五切れずつというのがなかせる。六人できているのに それでも美味い |
予定では今日吹きの江で遊び式根島、明日三宅島ともくろんでいた しかし強い雨風を伴った前線と低気圧が九州からジワジワとやってきていいる。関西は既に荒れもよう。しかも5月2−3日あたりがピークになりそう へたすりゃ三宅島に閉じ込められる。今日下田に入るというArcoirisにくっついていくことにした |
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すでに風は上がっていて風速8mくらい。リーフしてエンジンを止め帆走で進む 「おまえらリーフしてんのかー」風上からエンジンをかけたArcoirisが抜き去っていく |
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Arcoirisもセーリングする気になったようだ。バウでYAMATOが叩かれている 先週淡路島で大阪人TETSUさんに奴隷Aと認定されたmuraさんだが、本当の奴隷の意味がわかったらしい |
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ちょうど気持ちいい風だ。アビームで快走、程よいヒール 下田までの24マイル、二人でずっとティラーを握っていた。この風で4時間走り続けたらもうたまらないでしょう |
明日からの天気を考え島から逃げてくる船で溢れかえっていると思ったら意外と少ない 昨日新島にいた10杯はまだ滞在しているのか、はたまたそれぞれのホームポートに直接帰ったのか |
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お昼ごはんにいずラからもらった海賊焼きを作る muraさんとmatsuさんが近所のスーパーに行ってイカと玉ねぎを買ってきた |
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冷凍イカをスミごとぶつ切りにする。玉ねぎといっしょにフライパンで炒めてそこに麺を入れるだけ キャビン中にイカスミの香りが漂い猛烈に食欲をそそる |
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muraさんがおまけに豆腐と卵入りのチゲ汁も作ってくれた 二袋四人前は六人で食べても十分。ビールのあてには最適。程よく満腹だ 手軽さ、美味しさ、ともにヨットに最適ですよ |
昭和湯できれいになってこながやに至るコース。まだ時間は1600 私たちのほかにもだいぶ出来上がったおじさんの先客がいた |
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カウンターの中には見た目も鮮やかなピンクのTシャツ“金目一番” | |
そして金目づくし。本日は最高の金目が入ったということだ 突き出しの白子。珍味である。さっと湯通ししてポン酢でいただく 濃厚だがあっさり、臭みがなくスッキリした味。 |
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お造り。こながやさんむちゃくちゃ凝っている。見た目も綺麗だが味もとてつもなくいい 金目の刺身、実はそんなに好きではなかった。水っぽく淡白、やっぱり金目は煮付けだろう しかしその概念を見事に壊された。モチモチした食感、鯛よりはるかに濃厚な味わい |
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カマ焼き カリッと焼き上げ塩がふってある。大きな金目だったのだろう、カマにも肉がみっちり付いている |
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二次会はArcoirisのキャビンで YAMATOが作ってくれるお湯割をちびちびといただく ここで繰り広げられたヨット部現役時代の回想録に、muraさんやっぱり奴隷は無理だと認識したようだ |