GW2012 Part2 碧南軍団
2012年05月01日 東風力5 下田〜妻良 15.9マイル
2012年05月03日 北風力5 妻良〜宇久須 16.7マイル

趣味人仲間、碧南のボヘミアンが今年のゴールデンウィークは西伊豆をまわっている。どこかで会おうと携帯でお互いの現在地を知らせあっていた。低気圧の接近により当初の予定より早く北上を始めたので妻良で合流することになった
 

2012年05月01日 

0500 YAMATOの進言により可能な限り早く出航し東に向かうことをきめたArcoiris

既に波は3m、風速は10mを越えた。このあと東風はさらに強くなる予定。強風に逆波、エンジンを目一杯使っても楽にはいけない

真鶴から相模湾岸ベタを行けば多少は楽だろうという目論見だ 
分厚い雲に覆われた海面を東進していくArcoiris。御安航をお祈りいたします 
同じ風と波でも我々は順風、それだけの違いが天国と地獄を分ける

メインを3ポンまで絞り、楽々セーリングで石廊崎までの暗礁地帯を進む

艇速は常時6ノットオーバー、思わず笑みがこぼれる
0730 妻良入港

最初楽しそうだったmatsuさん、だんだん言葉が少なくなってきた。その後入港するまでムッツリしたまま、今日は竿を出そうともしない。酔ったようです

着艇後クォーターバースに潜り込み寝ていたが復活。muraさんの作った朝ごはん代わりのジャーマンポテトにむっくりと起きだす 

シーサイドビューマンションのリビングか? 

この生活感のない空間がボヘミアンのキャビン、LAGOON41-S2です

7年ぐらい前に下田でお会いし、最近趣味人でみつけ友達登録していただきました。1990年単独で世界一周をしてきた有名人である。現在碧南ヨットクラブに所属
ボヘミアンのボースン役、TAKEちゃん

本人も富津にカタマランを所有。滞在中いろいろな話をしたがHPを見るとかなりの遊び人。海に空にどこまで広がるのか

「炎のチャレンジャー、これができたら100万円」で100万円ゲットしたことあり。青田典子の結婚相手番組にも出てみたり。正業は勤め人のようである
私である

TAKEちゃんが貸してくれた。青田典子とのお見合い番組でもこの手法で若作りしたそうである 

妻良バス停前にたむろする。下賀茂温泉まで行ってきた

我々と同じように新島から島巡りを予定していた碧南ヨットクラブの「あいま」と「風童」も妻良に入港してきた。確かに新島港でお会いした船だった

普段ガラガラの東海バス、この集団で大賑わい。途中で乗ってきたおばあさんもびっくりしていた 
 昭和食堂、妻良ではここを外しては食は語れない。というよりはここしか食い物やがない

1700までしかやっていないというところを無理やり1800までお願いする
ボヘミアンに戻ってきてmatsuさんが金目の煮付けをふるまう

金目の煮付けを下田で食べに行きたかったのだが、こながやに負け、それなら作って食べようと夕べAOKIで買い込んで来た
なかなかの出来でしょう

まるっと一匹でも2000円。尾頭付きで煮付けちゃう贅沢。豆腐といっしょに煮るのはなかなかいい方法である

ちなみにラフェスタは豆腐の活用が多い。過去にもおでん、チゲ鍋と美味しくいただいた。どこでも手に入るし安いし船で使いやすい食材だ 

2012年05月02日

雨と風が本格的になった

多比の波勝が宇久須に入っていると連絡があるが、今日は妻良にとどまるから明日合流しましょうと返事する。波勝さんも趣味人仲間、ボヘミアンに会うのを楽しみにしている

ビールを飲んでいるあいだにmatsuさんは下船し実家に帰省していった
今日は堂ヶ島まで遠征

ビールに時間をかけすぎバスに乗り遅れたボヘミアンさんとTAKEちゃん、私。タクシーで皆さんを追いかける。muraさんはさっさと私を見捨てバスで行ってしまった

「清流」のお風呂で命の洗濯。ぬるめの露天風呂にどっぷりと浸かり雨にけむる三四郎島を眺める 
堂ヶ島には美味しい寿司屋があったはずだ。たしか塩カツオうどんも食えたはず。いずラに電話「どこだっけ?」

「そりゃせはま寿司だーなー。トンボロの前のセブンイレブンの隣りだーよー」

この荒天、しかも早い時間、大座敷を占領できた 
本日の地魚にぎり「堂ヶ島」

金目ダイ、タコ、平目、アワビ、アジ、ダルマイカ、ヤリイカ、マグロ 
塩カツオうどんは店ごとに違う

せはま寿司では刺身が付いてきた 
堂ヶ島まで来たのはいいが帰りはバスがない、と判明した。しかも現在西伊豆にはタクシーも2台しかないらしい

下田まで行ってから再び乗り換えて戻らなければいけない

TAKEちゃんが奮闘、大活躍。電話帳で自動車会社を調べ交渉、10人が乗れるジャンボタクシーを妻良まで1万円でゲットした。バスでさえ片道1200円かかる。すばらしい 

2012年05月03日

コックピットに出していたバケツをよーく見るとふちギリギリまで水が溜まっている。これが昨日一日の降雨量だ

今年の雨は5月としては記録的なものであるという。伊豆の山道が崩れていないか心配だ 
夕べは寝ているあいだ風の音が凄かった。山に雲が迫っているが、峠はすでに越えたようで雨も小降りになった

今日は波勝の待つ宇久須へ移動する。今回も希望号とボヘミアンはビールのために出遅れてしまった。あいまと風童は一時間半前に出ている 
ボヘミアン機走姿

浮いているみたいに見える。これは早いだろうな。実際10mを越える北風の中を、まっすぐに真上に向けて走って行った

外から見るとピッチングしているのだがキャビンに置いてあるものは何も落ちていないそうだ。 やっぱりカタマランは違う乗り物である
希望号はもちろんこの波風でボヘミアンみたいな走り方は不可能。そんなことをしたらとたんに停まってしまう。普通にタックしながら律儀に上っていく

距離は1.4倍になるが波に叩かれることはない。時間はかかるがたいがいの波風にはこれで大丈夫 

本日の会場はカネジョウさん。風呂に行きがてら寄って予約を入れた。12人分の席が確保できてよかった

大将にどれくらいで用意しましょうと聞かれ一人3000円くらい? と答えたらそんなに出したら食いきれないという。2500円コースでお願いする
干物盛り合わせ

大きいものばかりだ。脂が乗っているためすぐに燃え上がる。サバが美味かった

海老、野菜のアルミホイル、帆立貝と次々に焼いていく 
よく飲みよく喰う人たちである。焼酎のボトルがすぐになくなる

焼き物だけでなく刺身もどーんと出てきた。大将が気前よく普段よりたくさんの皿数を用意してくれたようである

削りたてのカツオ節をツマミとして出してくれた。これを熱い白飯に振りかけて猫飯としゃれこむ
サザエの姿焼き。タレを注ぎながら焼いていく。つぼの中でタレがグツグツと沸騰してくる

皿に乗っているときにはまだ生きていて、逃げだそうとしていた。ピチピチの鮮度である

千枚通しで引っ張ると、するっと貝から抜ける。新鮮なサザエだからキモも美味い 
ボヘミアンにて二次会。いいかげん酔っ払っているので日本酒をいただいた

おつまみはイブリがっことカラスミ。日本酒にベストマッチである 
波勝大王がボヘミアンで振舞う

得意の鴨ロースネギ焼き。大きなブロックをじゅうと焼き、焦がしネギといっしょに煮詰める。脂が染みこんでとろとろになったネギをほうばるとまた酒がすすむ 

2012年05日04日

0500 今日はボヘミアンが一番で飛び出していった

西の風があがっている。今晩は御前崎に泊って明日碧南帰港、西向けてガシガシと上っていく予定である

ゆっくりお会いできて楽しかった。また今度どこかでお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました 
0630 あいまと風童も出航

希望号もついでだからいっしょに出航した。西に向かう二艇が波に向かい派手にピッチングしていた

一昨日のArcoiris同様、御安航をお祈りいたします

ボヘミアンのクルージングの様子

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